がん医療の向上へ

都内「拠点病院」の現状調査

がん医療の現状を探るため、東京都議会公明党の藤井一政調会長、高倉良生都議らは5日、都立駒込病院(文京区)、武蔵野赤十字病院(武蔵野市)を視察した。今年2月に都道府県がん診療連携拠点病院に指定された駒込病院では、がん患者への医療情報・相談室や、患者の苦痛を軽減する緩和ケアなどを視察。この中で、緩和ケアにチームで取り組む田中桂子医長は、医師の緩和ケアに対する認識不足など課題を挙げ、「がん医療の向上へ医師に対するがん教育・啓発に努めている」と語った。

一行はこれに先立ち、地域がん診療連携拠点病院の武蔵野赤十字病院を視察。丸山洋副院長は「がん医療について医師全体のレベル向上が必要」と強調した。藤井政調会長は「どの病院でも充実した緩和ケアや、がん相談などが受けられるよう都に具体的支援を求めていきたい」と語った。

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