聴覚・視覚障がい者に「日本語字幕付き&音声ガイド付き」
高倉良生はじめ都議会公明党は、聴覚障がい者や視覚障がい者の方々が映画館で公開作品を鑑賞できるようにと、都議会本会議などでバリアフリー映画の上映推進を取り上げてきました。
高倉良生は6月19日、都内の「丸の内TOEI」で上映されたバリアフリー版の映画「マイ・バッグ・ページ」を鑑賞してきました。「丸の内TOEI」は普通の映画館ですが、18日と19日は「日本語字幕付き&音声ガイド付き」で上映されました。
日本映画に字幕を付けるのは、聴覚障がい者のためです。外国映画の場合は字幕が付きますが、日本映画には字幕がないため、聞こえない人は映画を楽しむことができません。高倉良生はこの問題を都議会本会議で取り上げ、石原知事に字幕付与への支援を訴えました。
この質問はテレビでも取り上げられ、その後、公明党の山口なつお代表(参院議員)ら国会議員との連携で、著作権法の改正が進み、障がい者のために映画に字幕を付ける場合、著作権を考慮する必要がなくなりました。現在、公開される日本映画の約6割で、「字幕付き」上映が行われています。
また都議会公明党は、視覚障がい者が映画館で公開作品を楽しめるよう、音声ガイド付きの映画の推進を都議会本会議や予算特別委員会で取り上げてきました。この日のバリアフリー映画は字幕のほかに、音声ガイドが付いた上映で、入口でFMラジオを借り、そのイヤホンを通じて、セリフ以外の情景が言葉で流れてくる仕組みです(写真は貸し出し用のFMラジオ)。
映画館内の座席に座り、FMラジオのスイッチを入れるとテスト音声が流れてきました。映画が始まると、ひとこまひとこまの情景がアナウンスで流れてきました。ずっと目をつぶって映画を鑑賞していましたが、目で見るのとは違った楽しみがあったように感じました。
今回は、住友商事の社会貢献活動として、公開作品をバリアフリー映画として上映したものです。