東京都中央卸売市場・淀橋市場(東京都新宿区)で開催された被災産地(福島・茨城・栃木・群馬・千葉)の安全で新鮮な野菜を即売する「応援フェア」に行ってきました。午後1時の販売前から淀橋市場にはたくさんの方々が詰めかけ、長蛇の列。販売が開始されると、野菜や果物が飛ぶように売れていました。
この「応援フェア」には、海老名香葉子さん(初代林家三平師匠夫人)をはじめ、林家一門の方々も応援に駆け付け、声をからして販売に協力されていました。私の出身県・茨城の「いばらき大使」を務める林家まる子さんにもお会いしました【写真】。
大震災の発生直後には都内の卸売市場に一時出荷が集中しましたが、原発事故が深刻化するに伴って3月中旬ごろから「風評」によって福島・茨城県産の野菜を中心に買い控えが広がるようになって、首都圏の主要産地からの入荷が激減。通常は1日700~800トンの入荷がある淀橋市場で600トン程度に入荷が減る日が続きました。
今回の「応援フェア」は、出荷停止や出荷自粛の対象になっていない、安全で新鮮な福島・茨城・栃木・群馬・千葉県産の野菜や果物を市場で特別販売することで、被災産地の生産者を応援するために開催されました。
販売された県別の農産物は以下の通りです(全部で約8.7トン)。
<福島県>いちご、アスパラガス、キュウリ、サヤ、スナックエンドウ、ニラ、生シイタケ
<茨城県>レタス、サニーレタス、リーフレタス、ネギ、ハクサイ、ピーマン、小玉スイカ、レンコン、ミズナ
<栃木県>いちご、キュウリ、トマト、ナス、ニラ、山ウド、ウド、レタス
<群馬県>トマト、キュウリ、ナス、ホウレンソウ、カキナ、紅小玉、ニラ、フキ、チンゲンサイ、コマツナ
<千葉県>大根、キャベツ、カブ、サツマイモ、トマト、コマツナ、ネギ、ミニトマト