長野県茅野市のJR茅野駅前にある「茅野市こども館」を見てきました。子育て支援に関する政策調査の一環です。
こども館は、茅野駅前の「ベルビア」というビルの2・3階と屋上に配置された施設です。
茅野市では市長が市民との語る会をきっかけに、「子ども・家庭応援計画(どんぐりプラン)」を策定し、駅前のデパート跡地に建設されたベルビアの一部を購入して、こども館を設置しました。
2階には、中高生向けの「CHUKOらんどチノチノ」があり、3階には、乳幼児向けの「0123広場」があります。
屋上には、「おひさま広場」があり、自由に使えるようになっています。
「0123広場」は大変明るく、広々としたスペースが確保されています。視察した日も、小さな子どもを連れたお母さんたちが、何人も来ていました。
お母さんたちといろいろお話をしましたが、「同じ子育て中の母親同士で知り合いになれるし、子育てに関して何かあれば職員が相談に乗ってくれる」と語っていました。利用登録者は8000人に上っているそうです。
「CHUKOらんどチノチノ」には、自由に利用できるスペースのほか、音楽室、ダンス練習室、クラフトルーム、学習室など、多彩な部屋があります。
どのような施設にするか、といったことや、運営について、中高生が参加して協議を積み重ねてきたそうです。
先日、見に行ってきた杉並区の中高生施設「ゆう杉並」と同じようなコンセプトの施設という感じがしました。
このような中高生のための施設は、中野にはありません。
何とか中野にも作っていきたい、という気持ちで茅野の施設を見てきました。
「0123広場」のような乳幼児のための中核施設も中野にぜひ必要だと思っています。
今回の視察をもとに、新たな政策提言をしていきたいと思っています。